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シエナSiena からバスでいくつかの町に立ち寄りつつ、目的の街モンテプルチヤーノMontepulciano
(シエナの南東)へ向かう。どの町も丘の上の町ばかりなので、その都度上って、下っての繰り返し。バスに乗って2時間くらい経った頃、緑の丘陵の中にポツンと青いドームを持った教会が現れる。優雅で温かみのある、それでいて堂々とした迫力のある教会に、さっきまでの眠気も覚める。少しずつ近づき、その上にある城壁に囲まれた乾いたオレンジ色の街が、モンテプルチヤーノだった。
そして、そのポツンと離れた教会はサン・ビアージョ教会 Tempio di San
Biagio という、ルネッサンス期の最も重要な作品の1つとしても挙げられる、アントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ヴェッキオ
Antonio da Sangallo il Vecchio の代表作。そんなことを知らなくても、外観・立地から一目で魅了されてしまうほど美しい。 |
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また、モンテプルチヤーノの街とこの教会は、一本のドラマティックな糸杉の並木道で繋がっているので、街側から赴けば、スケールの大きさを肌で感じることができる。
この街にはこれ以外にも多くの教会がある。
街の正面玄関とも言えるプラート門 Porta al Prato からもう少し北へ下った、朝市やバス停のある賑やかな広場の前に、サンタニエーゼ教会
Chiesa e Chiostro di Sant'Agnese がある。この教会のファサードのバラ窓は、ミケランジェロ・ダ・コルトーナMichelangelo
da Cortona の色鮮やかなステンドグラスで飾られている。
プラート門から街で一番賑やかなグッラッチャーノ・ネル・コルソ通り via
di Gracciano nel Corso を南へ上っていった先に、小さな広場に面して、ミケロッツォMichelozzo
作のサンタゴスティーノ教会Chiesa di Sant'Agostino が建っている。外観はそれなりに立派だが派手な感じはなく、庶民的な雰囲気で、さほど内部にあまり期待はしていなかった。ところが、一歩教会の内部に入り込むと、白の美しさに息を飲む。とても高貴で神聖な空気に、自分が浄化されるようだ。
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そこから更に南へ上っていくと、街の一番高いところには、大きな広場に面
して、ドゥオーモ Duomo 、市庁舎 Palazzo Comunale など古くからの重要な建物が建ち並ぶ。
さっきまでの喧噪が嘘のようにとても静かで、今ではすっかり街の中心では無くなってしまっているが、そこに面
した一軒のバール Bar で疲れた脚を休めたり、ゆるやかな時の流れを満喫する事ができる。 |
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この広場に来たら、市庁舎の塔にも登って欲しい。 市庁舎の塔に登ることができるのは、1日の内で12:00〜13:00の一時間だけ(日曜・祝日休み、無料)。
市庁舎のオフィスを通り抜けて、狭く、薄暗い階段を登り積めると、鐘のある4,5人でいっぱいの小さな塔の上にたどり着く。 |
| そこからは、乾いたオレンジ色の瓦が、鱗のように重なり合い、周囲の緑に浮き上がって見える。そして何よりサン・ビアージョ教会が緑の丘陵に建つ様は、まるで絵画のように美しい。 |
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さて、この街で一番賑やかなグッラッチャーノ・ネル・コルソ通りには、食材屋さんが、圧倒的に多く軒を連ねている。季節によりけりではあるが、食材屋さんの店先には生のフンギ・ポルチーニの堂々たる姿や、高級感溢れるパッケージの乾燥フンギ・ポルチーニを筆頭に、観光客を意識したお土産用の食材が多く、それなりに値段もしている。
それ以外にはお土産物屋さんや日用品のお店が2,3件あるのみ。洋服等はどこで買っているんだろう?と疑問に思うほどの食材パワー。
おいしい食事に美味しいワインは欠かせない。
何よりここはワインの街。街中にワインセラーが点在している。ワインはもちろんヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ
Vino Noble di Montepulciano。街を一通り見尽くしたら、次はワインセラーへ美味しいワインを探しに行こう。 |
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