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ヴィテルボViterbo からボルセーナ湖方面へ向かう。平坦で退屈な道を20分ほど走っていると、前方の小高い丘の上に城壁が冠のようにちょこんとのっているのが見えてきた。やがてバスは緩やかな坂を上り、小さなバスターミナルに辿り着いた。そこは、城壁に囲まれたモンテフィアスコーネの旧市街の入口前だった。
開いた口から車を吐き出しているかのような入口を覗き込んだ先は、一本の暗く細い坂道に続いていた。
その先に明るく光の射す場所が見える。
「先ずは、あそこまで行ってみよう!」。
童話に出て来る、不思議な生き物の体内に進入するような面持ちで、暗くて狭い道を車に気を付けながら上って行く。沿道にはお店が並び、人通
りもあることから、細いながらもメインストリートのように思える。
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