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知り合いのお薦めリストランテは、すぐに見つかった。確かに景色が売り物のひとつのようだ。
我々にとってこの店は、景色と食事を楽しめるだけの場所じゃなく、後々思わぬ
出合が続く出発点となっていった地点でもあった。と言うのも、日本人に出会うだけでも珍しいこんな小さな街で、3人分かれて進んだ道の一本で、品の良い日本人の御夫婦と一度、この店で再度、出会ってしまったのだった。お互い、こんな小さな街を旅先に選ぶなんて、と親しみを感じて別
れたにもかかわらず、その後行く先々で合計7度出会ったり見かけたりする事になったのだった。
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| この街の魅力は、何と言ってもこの白いバロック教会が代表している。その他には?特に思い浮かぶものは無い。しかし、中世の小さな街と海を望む神々しい教会。それだけで旅人は十分満足して帰れるのだ。けれどもここは、ただの中世の雰囲気の残る街じゃなかった。
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食事を終えて通りの出ると、さっきまで聞こえていたヴァイオリンの音色が再び鳴りだした。
音の先をたどると、古い教会のホールにでた。そこには若い音楽家がレッスンを受ける為に集っているふうだった。そこへ、日本人の女の子が階段を登って、まさにこのレッスン場へ向かうところに出くわした。単純に、何でここで?と思い尋ねると、この街は夏の間、クラッシック音楽の夏期講習が開かれるので、有名な?音楽家のレッスンを受けるために、若い演奏家が集まるらしいとのこと。
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