日本ではちょっとしたイタリアブームの後、日本人にと ってもすっかりイタリアが身近な国となりつつあります。 古代ローマ時代の遺跡を始め、観光地として申し分のな い、たくさんの世界遺産を保有していることからも、人 気は不動のものとなりました。その人気の一つとして、 経済的な豊かさとは違う、人生を賛美した豊かな暮らし ぶり、そういう暮らしに憧れて訪れる人も、少なくない のでは?
では、そのイタリア流 “豊かな暮らし”
は、 どこから来ているので しょうか。

そもそも・・・ イタリア共和国の建国は、戦後すぐの1948年。それまでは小国家群に分裂し、争い 合っていました。その歴史的要因からでしょうか、イタリア人は“カンパニリズム campanilismo” という郷土愛がとても強い国です。自分の街を誇りに思い、我が町自 慢をする人によく出会います。それは地方に行くほど強いかもしれません。 しかし、この“カンパニリズムcampanilismo” が、どうも美しい街作りに欠かせない 重要な意識のようなのです



観光の国・・・ 戦後のイタリアは、観光立国を目指すための努力をしてきています。 美観を損なう看板を排除し、美観という条件に合格したものだけ設 置が許可されました。 歴史的、文化的に重要な地域や街の外観は修復され、重要な地域や 通りの店のウィンドウディスプレイは、建物の外観に気を遣って、 建物の外壁より中に押し込まれています。 ディスプレイ装飾はモダンでも、通 りを歩いてみると、昔ながらの 佇まいを味わうことができる。美観を守るとは、こんなところから もきているのです。


個性豊かな町並み・・・ 小高い山から街を眺めると、統一された家並みがなんとも美しい。 こんな徹底した美意識のもと、イタリアの街はそれぞれ街ごとに 歴史的な個性を持っています。歴史豊かな街は美しく、訪れる者 を魅了します。人生を謳歌する暮らしを覗きに、さあ、イタリア の街を訪ねてみましょう。
ミラノ フィレンツェ ヴェネツィア